そんな記事。
前半飛ばしてくれても良いので。
昨日、おもしろい出会いがありました!!^^
出会いはベトナム・ホーチミン(サイゴン)からカンボジア・プノンペンまでの高速バスの中でした。
バスが到着に近づいたらしく、後ろのほうに座っていた何人かが立ち上がり、バス前部に移動していました。
しかしながら少し到着が遅れるようで、偶然空いていた僕の隣と、僕の前の席に座られました。
僕の読んでいた本を見てか、「Are you Japanese?」と問われ、会話。
話を聞いていると、マレーシア人夫婦で、カンボジア人と結婚した弟に会いに、ベトナム観光の後カンボジアに来たそうです。
職業は奥さんの方しか聞いてませんが、幼稚園の教師をしているらしい。
そして娘さんは今、早稲田に留学していると。すご。
「ホテル決めてるの?」と言われ、決めていないと答えると、弟に聞いたら安い所知ってると思うし一緒にくるかい?と言われました。
ラッキー!あわよくば泊めてくれて宿代飯代浮くかもwwwと思って着いて行く事に。
バスが着いて、迎えを待つために目の前の場末のカフェへ。
ビールをおごっていただく。笑
詐欺とか強盗が怖かったし、「申し訳ないけど少し信用できないから、パスポートみせて」と聞くと、あっさりとフィリピンのパスポートを見せてくれました。笑
なんでも、フィリピンとボルネオ?とマレーシアの国境の島に住んでいるから、マレーシアとフィリピンのパスポートを持っていると。
行く国によって使い分けていて、アメリカのカリフォルニアでも人によってはそんな感じで出来るんだよ、と教えていただく。
しばらく待ったけれど、弟が遅れるとのことで、トゥクトゥクで彼らの家へ。
ふっつーの民家。弟の息子が家にいました。
ちょっと待ってると弟夫妻帰宅。
お互いの自己紹介やら雑談。
弟はカジノのディーラーをしているそうで、使い古した社員証も見せてくれた。
あとでカジノの仕組み教え足るわ、と。
ご飯は魚の煮付けみたいなのと、豚の角煮を焼いたもの、スイカ、野菜炒め。
味もそこそこ、タダだしラッキー☆と思って結構たくさん頂きました。笑
ご飯食べ終えて、すぐ傍の寝室で、カジノを教えてもらうことに。
しかしながら僕もずっと移動でしんどかったので、メアド交換しておいとまさせていただきました。
帰りは市中まで用事がある息子さんに、トゥクトゥク乗り場まで送ってもらって、交渉までしてもらって帰りました。
ここまで読んで、お察しの方もおられるかもしれませんが、これが僕が巻き込まれそうになったトランプ詐欺の導入です。
幸いにも僕は"移動で疲れたから眠い"と言う事で逃げられましたが。
実際に被害にあった事例を調べると、この後少しやってみようか、の流れから賭けバカラになり、大金を取られるそうです。
僕はこんな話がある、というのを知っていたので運よく逃げ切れましたが、場合によっては逃げれず、そのまま強盗になるケースもあるそう。
逃げるときは少し怖かったけれど、逃げられてよかったです。
心惜しいのはその人たちの写真とか、部屋とかを撮っていなかったことくらい。
コストの面で言えばむしろご飯やらビールやらタクシー交渉やらで得はしたと思いますが(笑)
でも一歩間違えれば現金はもちろん、パスポート、キャッシュカード、ipod、カメラ、ザックに入ってるPCやらなにやら全部、下手したら命まで危うかったかもしれません。
こいつら怪しいわ、って思ったのは“フィリピンの”パスポートの件、トゥクトゥクの運転手とのやりとりが英語じゃなかった件、カジノでディーラーやってるという件などなどでした。
しかしながらそのどれもが、その場でさらっと理由を説明されると、そんなもんなのかな、って思ってしまいました。あとで冷静になって考えるとおかしいんですけどね。
最終的に部屋に入った時も、質素な部屋で、普通の机と普通の椅子があるだけで「詐欺用」のものには見えませんでした。
少し説明を始めると、奥さんも入ってきて、僕を自然に囲う形になっていました。精神的にも出づらい感じです。
図にするとこんなかんじ。
紹介された宿は有名なキャピタル、という所だったのですが、翌日迎えとかきたら面倒だと思い、近くの別の宿に泊まりました。
そこで日本人の方と色々お話したり、自分で冷静になって考えたり、ネット上のほかの事例を調べたりして、逃げてよかったと確信できました。
その日本人の方が実際に会った被害者の方は、120万とられたOLとかもいたそうです。
"その場の雰囲気"というのは本当に怖いもので。
クレジットのキャッシング枠に限界きたら、宝石店でクレジットでさらに何十万も払わされる、というケースもあるそうです。
また、フィリピンやマレーシア等々、外国人と外国人のトラブルというケースでは、カンボジアの警察は動いてくれないそうなので、不用意に外国人、というだけで信用してしまうのは危険かもしれません。
海外での出会いは本当に楽しいものだし、"良い人"と出会えればそれはかけがえのないものにもなると思います。
タイや中国で出会った人たちは出国前日に飲みに連れて行ってくれたり、安くお土産やタクシーを交渉してくれたり、色んなオススメスポット教えてくれたり、観光地や料理を詳しく説明してくれたり、ポストカードを送ってくれたり、本当にとてもいい出会いもたくさんありました。
そして、そんな気持ちを踏みにじるトランプ詐欺は本当に許せない。
他の事例だと、日本にいる友人から手紙が来たけれど読めないから翻訳してくれ、とか、色々とあるそうです。
それら全てに共通して言えるのが、"偶然"出会った人というのもポイントなのかもしれません。
調べてみると、多くの場合「親族が日本で働いている、勉強している」等というケースが多いように感じます。
最近では宿にわざわざ宿泊して、トランプ詐欺や類似の詐欺に巻き込まれるケースもあるそうです。
今僕が泊まっている宿にいるフィリピン人も、他の日本人と宿のスタッフと話をしていると少し怪しいとの意見。
もちろん確証はないのですが、そういったケースもあるので今後も気をつけようと思います。
確かに、出会いを全て疑いかかって恐れて、出会いもなくただ観光地を見るのも個人旅行においてはあまり楽しくないとも感じます。
結局は運ですが、ただ、少しでもこういった事例を頭の片隅にでもに入れておけば、それを防げる可能性は高くなると思います。
最後になりましたが僕が調べたほかの事例のリンクも載せておくので、特に今後東南アジアに向かおうと考えている方はぜひ一読してください。
リンク先の方、もしリンク削除してほしい等ありましたらご連絡ください。確認次第すぐに削除しますので。
<他の事例リンク>
この人のあった人、料理とかテーブルの写真を見る限り、たぶん僕と同じ奴。
http://4travel.jp/overseas/area/asia/cambodia/phnom_penh/travelogue/10641160/
この人はトランプ詐欺がきっかけで旅を終える事になったそう。前後の記事も読んですごい影響をうけた。
http://ameblo.jp/travelerkenta/entry-10703425007.html
他にもトランプ詐欺、で検索するといくらでもひっかかるので、ぜひ一度チェックしてみてください。
まぁトランプ詐欺だけに限らないけれども・・・やはり身の危険に関わる情報だけは最低限チェックしておかなければならないと思います。