2012年7月18日水曜日

プノンペン3・キリングフィールド、町歩き

6月7日
この日はやっとキリングフィールドへ。
先日の道を間違えるという失敗を生かして素直にバイタク雇ってw
10ドルだっけ。プノンペンのバイタク高い気がする。

さて。キリングフィールド。
正式には「チュンエク大量虐殺センター」というらしい。
ここは2つ前の記事で紹介した、トゥルースレン(S21)刑務所で拷問を受けた人々が虐殺された場所。およそ2万人がこの地で虐殺されたそう。
もうこれだけの文章で正直テンションは上がらん。

 慰霊塔。中に8000以上の犠牲者の遺骨が納骨されてる

 遺体の埋葬、というか埋められた穴

 ちょうど雨季で土が流れて、未だに遺品の服が土から出てきてる

 赤ん坊の頭を打ち付けて殺した木。

 遺体の入ってた穴だらけ。
日本の高校とかからの折鶴


ここも本当に、トゥールスレンと比べることは出来ないけれど、生なましい所でした。
掘り返されて、慰霊塔に展示されている遺骨は9000人弱だけれど、残りの1万以上の遺体は未だに土中にあるそう。
だから先の写真みたいに、未だ土から衣服やら骨やら歯やらが出てくる。
そんなたくさん殺されたとか信じられないのだけれど、その信じられないっていうかすかな希望もそういった遺骨やら遺品が打ち砕く感じ。
生ったるいもんじゃぁないと思いました。

トゥールスレンと同じく、結局の所感じたことって「虐殺こわい」だとか、言葉にするとすごく単純で重みのないものになるのだけれど、やっぱり見学してよかったと思います。
本当に何がわかったわけではないけどね。
政治とか歴史の問題ってのは本当に難しい。
考えることを放棄するわけでは、もちろんないのだけれど、そう簡単に語ってはダメな気がするし、語れない。
ただ、本当にカンボジア行くならシェムリアップでアンコールワットだけみるんじゃなく、1日だけでもプノンペンでトゥールスレンとキリングフィールド行くべきだし行って欲しいと思います。僕は。



キリングフィールドで唯一和んだ、子犬と鶏の戦い。

 プノンペンの街角。

泊まってた宿

カンボジアはポルポト時代の虐殺含めていろいろ問題があるのだろうなぁと思います。
貧困とか、そういったそういった問題に関して僕は何もしらない。
ただ感じた事として、他の東南アジア各国(ベトナム、タイ)に比べると本当に貧しい国なんだろうとこの時点で感じた。
ほんとに、その国について語るほど理解するには何年もかかるだろうし、ましてやほんの何週間、何日いただけで語るようなおこがましい奴は好かんのだけど、僕は少なくともそう感じた。
本当に分かるんは分からんことだけ。




6月8日
そんな重い所いった次の日。
ひたすらなんも考えんと町を歩く。
歴史好きだし、遺跡とか行くのは本当にすきなのだけど、町を歩くのはそれと同じくらい好き。
長期旅行だから出来る特権でもあるなぁとかおもっちゃったり。笑

 宿から2分歩いたところ。

 写真くそすぎるけど、線路の上のお店

たぶんカンボジアで一番高い建物。少なくともプノンペン(首都)で一番。
その車の洗車にそんな人数いらんやろまじで・・・



そんな感じのプノンペンでした。
たぶん今までで一番色々と考えさせられた町。
観光するところなんてそれこそせいぜい、キリングフィールドとトゥールスレン、それに王宮(行ってない)くらいしかないのだけれど、先の2つの為だけでも行く価値あるんじゃないかなぁ。
もう1度行くかって言われたらあいまいな返事しか出来ないけれど、興味深い町ではあったなぁと思います。

次はバッタンバン!

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